北限のハブに会いに行く

2017/05/17 11:00 

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はっけんの水曜日
 

北限のハブに会いに行く

あこがれの島であこがれのハブにご対面
あこがれの島であこがれのハブにご対面
南の方にいる毒へビとして知られているハブ、分布の北限は鹿児島の南、トカラ列島に浮かぶ小宝島と宝島。そこだけにしかいない、最北にして最弱(毒が)のハブ「トカラハブ」を見にいった。
(伊藤健史)

始末書か、ハブか

トカラ列島こと鹿児島県十島村は、屋久島と奄美大島の間に点在する7つの有人島と5つの無人島から成る南北約160kmの長い村である。
日本トップクラスの僻地といわれている。
7つの有人島のうち、最も南にある2島、小宝島と宝島にハブがいる。「トカラハブ」といって沖縄や奄美のハブ(ホンハブ)よりも体は小さく、毒も弱いため血清はない。
奄美ハブセンターで大あくび。かわいい。
奄美ハブセンターで大あくび。かわいい。
こっちがホンハブ。こわい、本職感が段違い。
こっちがホンハブ。こわい、本職感が段違い。
日本でもっとも北に住む「北国の、ああ北国のハブ」を現地で見たいと長年思っていた。

しかし、トカラ列島へのアクセスは週2回、鹿児島と奄美大島を往復し、各島に寄港する船「フェリーとしま」のみ。港が小さい小宝島に至っては海の荒れ具合によって寄港できずに通り過ぎてしまうこともあるという。
つまり、ちょっとした休みぐらいだと帰れなくなって、上司や取引先各社に多大なご迷惑をかけるおそれのあるサラリーマン泣かせの秘境なのだ。

この度、わりとゴールデンな連休をゲットできる見込みとなった私は意を決して、トカラへ向かうために奄美大島を目指した。
奄美大島の名瀬港から小宝島へ渡り、臨時便を利用して宝島へ移動、そして奄美に帰着というプラン。
奄美大島の名瀬港から小宝島へ渡り、臨時便を利用して宝島へ移動、そして奄美に帰着というプラン。

いいぜ船旅

フェリーの電話予約を試みたが「名瀬からは空いてるんで予約しないで大丈夫ですよ、当日券を買ってください」との事。マジですか、大丈夫なんですか。予約という大船に乗り損ねた私は一抹の不安を抱えて乗船券販売所へ向かった。
想像よりもはるかにでかい!
想像よりもはるかにでかい!
心配していたがあっさりと切符を購入。私は予約文明に毒されていたのだな。
心配していたがあっさりと切符を購入。私は予約文明に毒されていたのだな。
「今日は波も静かでいい感じです」といい感じのコメントをもらっていい感じになってきた。そして深夜2時、フェリーとしまは鹿児島港へ向けて出港したのであった。
4時間の船旅、旅情をかきたてる雑魚寝客室。
4時間の船旅、旅情をかきたてる雑魚寝客室。
ライフジャケットを着た頭すれすれマンが旅人を見守る。
ライフジャケットを着た頭すれすれマンが旅人を見守る。
夜明け前に宝島に到着、が、ここはスルー。
夜明け前に宝島に到着、が、ここはスルー。
朝焼けと共に小宝島が見えてきた。「妊婦が横になったように見える」といわれる遠景。
朝焼けと共に小宝島が見えてきた。「妊婦が横になったように見える」といわれる遠景。
朝6時、おっかなびっくり乗り込んだフェリーとしまは小宝島の港へ到着した、しちゃった。
コンパクトな港にナイス接岸!
コンパクトな港にナイス接岸!
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@nifty

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