三井住友トラスト社長:運用部門再編を検討

2017/04/21 07:30 

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 4月1日に就任した三井住友トラスト・ホールディングス(HD)の大久保哲夫社長と、中核子会社の三井住友信託銀行の橋本勝社長が毎日新聞のインタビューに応じ、信託銀行の資産運用部門を分社化し、グループの別の資産運用会社との統合を検討する考えを示した。信託銀行の運用部門と融資部門を分離し、経営のさらなる透明化を図る。規模拡大による経営効率化も目指す。

 大久保氏は、現在国内金融機関最大の約80兆円あるグループの運用資産を、早期に100兆円まで拡大することを目指すと表明。「資産運用という強みを伸ばすのと、利益相反管理の徹底のため、会社分離を含め具体的な検討を進めている」と明かした。「議論に1年も2年もかける必要はない」とも語り、2017年度内に方針を打ち出す可能性を示唆した。

 橋本氏は具体策として、グループの資産運用会社である三井住友トラスト・アセットマネジメントと、信託の運用部門との統合を検討する案を説明。「経営資源をできるだけ集中する方が競争力も増す」と指摘した。

 一方、グループ全体の経営方針について大久保氏は「(大手行の系列に入っていない)中立性は強み。地方銀行などが(個別の業務提携などで)組みやすい」と語り、メガバンクとは一線を画す路線を維持する考えを示した。【岡大介、松本尚也】

毎日新聞

経済

経済一覧>