東芝:北九州工場跡地 分割売却案が浮上

2018/01/12 08:30 

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 経営再建中の東芝の北九州工場跡地(北九州市小倉北区)が分割、売却される案が浮上していることが分かった。同市が一部取得して近くの小倉北特別支援学校を移転させて建て替える見通しで、医療法人が病院を建設する構想もある。5年以上止まっていた下到津地区の再開発が動き出すことになりそうだ。

 東芝は「100人程度の地元雇用」を求める同市の意向を受けて譲渡先を探していたが、2015年に不正会計が発覚して以降、経営が大きく揺らいだため先送りとなっている。

 北九州工場の敷地は約5万6000平方メートルあり、売却対象は東芝が所有する更地約4万5000平方メートル。残る約1万1000平方メートルはほとんど借地で現在も東芝グループの拠点がある。

 工場は1920年、電球を製造する東京電気(現東芝)小倉工場としてスタート。70年に集積回路(IC)の生産を始めた。だが、08年の世界的な金融危機の影響で生産を大幅に縮小。自動車のテールランプなどに使う光半導体などを製造したが、円高で競争力が維持できずに12年に生産を停止した。【高橋慶浩、石田宗久】

毎日新聞

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