訪日客:最高2869万人 17年、LCC増便で19%増

2018/01/12 12:11 

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 石井啓一国土交通相は、12日の閣議後の記者会見で、2017年に日本を訪れた外国人観光客数が約2869万人となり、過去最高を更新したと公表した。16年(2403万9000人)に比べ19.3%増加した。格安航空会社(LCC)の増便で韓国人観光客が大幅に増えたことなどが要因で、前年並みの伸び率を維持した。【大久保渉】

 石井国交相は会見で、「政府をあげ、さらに高い次元の観光政策への取り組みを加速させていく」と話した。

 17年の1〜11月時点の統計では、韓国からの訪日客が前年同期比40.6%増の646万人と大幅に増えたほか、中国も14.2%増の679万人と堅調に増加。インドネシアやベトナムなど東南アジアからの旅行者も2〜3割増えた。円安などを背景に、アジアを中心にLCCの増便が相次いだほか、クルーズ船の寄港が増加したことなどが後押ししたとみられる。

 政府は、訪日客の誘致を成長戦略の柱の一つに位置付けており、東京五輪・パラリンピックが開かれる20年までに訪日客を4000万人に増やす目標を掲げている。

 旅館やホテル不足を補うため、政府は住宅など空き部屋に旅行者を有料で泊める「民泊」を今年6月に全国で解禁するなど受け入れ態勢の整備を進めている。また、今年7月からは訪日客の消費税の免税措置を拡充する方針で、訪日客の消費拡大を促したい意向だ。一方、19年1月には日本からの出国時に1人1000円を徴収する新税「国際観光旅客税」を導入し、出入国管理の体制整備や海外での売り込み強化の財源に充てる。

毎日新聞

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