米国:著名アンカーが降板 セクハラ疑惑、5人に示談金

2017/04/21 10:49 

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 【ワシントン高本耕太】米メディア大手の21世紀フォックス社は19日、傘下のニュース専門局FOXニュースのニュースアンカー、ビル・オライリー氏が降板すると発表した。セクハラ問題で5人の女性に示談金を払っていたことが発覚し、企業の番組スポンサー契約解除の動きが広がっていた。オライリー氏はトランプ米大統領の支持者として知られている。

 保守派の論調で知られるオライリー氏は、歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで人気を博し、司会を務めるニュース番組「オライリー・ファクター」は約20年間、同局の看板番組だった。CNNテレビによるとオライリー氏の出演料は年間2500万ドル(約27億円)だった。

 今月2日、ニューヨーク・タイムズ紙が、オライリー氏が過去に5人の女性にセクハラで訴えられ、計1300万ドル(約14億円)の和解金で示談したと報じて以降、約60の企業が番組のスポンサーを降りると表明。21世紀フォックス社も第三者機関に調査を依頼していた。

 降板圧力が高まるなか、オライリー氏の番組に再三出演し意気投合していたトランプ氏は、ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューに「示談すべきでなかった。ビルは間違ったことはしていない」と答え、オライリー氏を擁護していた。フォックス社は「(セクハラの)調査結果に基づき、オライリー氏と降板に合意した」と説明したが、オライリー氏は19日、「事実無根の主張により番組と道を分かつのは残念だ」との声明を発表した。

毎日新聞

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