IAEA:「イランは核合意順守」報告書、理事国に配布

2017/11/14 10:47 

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 【ウィーン三木幸治】国際原子力機関(IAEA)は13日、イランが米国など主要6カ国と結んだ核合意を「順守している」との報告書をまとめ、IAEA理事国に配布した。米国のトランプ大統領は先月、イランの核合意順守を「認めない」と表明したが、イランの核合意順守をIAEAが文書で認定した格好だ。

 毎日新聞が入手した報告書によると、核兵器の材料となる濃縮ウランについて、イランの所有量は96.7キロで上限の202.8キロを大きく下回り、濃縮度も3.67%を超えていなかった。またプルトニウムを抽出可能な重水炉に使う重水も114.4トンで、上限の130トンを下回った。また、IAEAはイランがかつて開発していた核兵器起爆装置に関与していないことも確認したという。

 イランのロウハニ大統領は先月、トランプ氏の主張を「正当性がない」と非難し、合意について「国益に合う限りは順守し、協力を続ける」と表明していた。ロシアや欧州連合(EU)も核合意を強く支持しており、この問題での米国の孤立化が進んでいる。

毎日新聞

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