英国:EU離脱、2度目の国民投票を提案 独立党元党首

2018/01/12 10:25 

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 【ロンドン矢野純一】英国の欧州連合(EU)離脱を巡り、反EUや反移民を掲げる英国独立党(UKIP)のファラージ元党首は11日、英テレビ番組で残留を求める議論に終止符を打つため、離脱の是非を問う2度目の国民投票の実施を提案した。2016年の離脱の是非を問う国民投票で離脱運動の急先鋒(せんぽう)だったファラージ氏の発言は英国内で波紋を呼びそうだ。

 ファラージ氏は番組で「(2度目の国民投票を行えば)離脱派が前回より多くの支持を得て再び勝つ」と発言。国民が離脱を選択したにもかかわらず離脱反対派はEU残留をあきらめていないとして「離脱問題に決着をつけるべきだ」と述べた。

 残留派で労働党のブレア元首相や野党・自由民主党が、離脱交渉の結果を受けた国民投票の実施を求めている。一方、メイ首相は「2度目の国民投票は行わない」と繰り返し明言している。

 残留派からはファラージ氏の発言に賛同の声が上がっている。自由民主党のクレッグ元党首は自身のツイッターに「賛同する」と投稿。同党報道官は「国民は離脱に伴う負担を懸念しており、ファラージ氏は離脱派が勝つと思うべきではない」と述べた。

 離脱派やUKIP内からは元党首の発言に反発する声が上がっている。離脱支持の保守党議員は英紙ガーディアンに対し「注目を集めたいだけ」と冷めた見方を示した。

 国民投票で離脱を支持した最大野党・労働党内では温度差がある。コービン党首は昨年12月、英メディアに対して「我々は2度目の国民投票を支持していない」と説明。同党のワトソン副党首は「排除すべきでない」と述べている。

毎日新聞

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