修学資金:神奈川県、他2制度でも作業滞る 1362万円

2017/10/12 09:29 

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 看護師を目指す学生に神奈川県が修学資金を貸し付け、卒業後に一定の要件を満たせば返還が免除される「県看護師等修学資金」の貸付金制度を巡り、県が貸付金10億円余の返還免除や回収の手続きを怠っていた問題で、県の別の二つの修学資金制度でも作業が滞っていたことが、県の追加調査でわかった。黒岩祐治知事が11日の定例記者会見で明らかにした。

 新たに判明したのは、理学療法士と介護福祉士の修学資金。19件、約1362万円の返還や免除の手続きが未処理だった。いずれも卒業後に返還義務があるが、卒業後の猶予期間に県内の施設で一定期間勤めるなどの要件を満たせば返還が免除される。県は卒業生に手続きを促す立場だが、担当者は「善意の運用をしていた」と陳謝した。

 昨年8月の監査とその後の調査で、看護師等修学資金の貸付金1665件が未処理のままになっていたことが発覚。一部は県に返還されるべき貸付金だった。県では手続きを知らせる封書を過去にさかのぼって送るなどし、8月末までに65件の処理を行ったという。今後は非常勤職員を増員して処理を加速させる構えで、「2019年度末までに作業のめどをつける」としている。【堀和彦】

毎日新聞

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