小野寺防衛相:ヘリ事故頻発に懸念 米軍司令官に伝える

2018/01/10 10:48 

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 【ホノルル秋山信一】小野寺五典防衛相は9日午前(日本時間10日午前)、米ハワイ州を訪問し、アジアや太平洋地域を担当する米太平洋軍トップのハリス司令官と会談した。小野寺氏が在日米軍のヘリコプター事故の頻発に懸念を伝えたのに対して、ハリス氏は遺憾の意を表明した。

 ハリス氏は今月6日と8日の米軍ヘリの不時着を念頭に、「不具合があった時には、砂浜であれ、空き地であれ、安全な場所にヘリを下ろす措置を取るべきだ」と述べ、米軍の対応に問題はなかったとの認識を示した。

 これに関し、小野寺氏は会談後、記者団に「(ヘリの)警告灯が表示された場合、無理に飛行を続けて事故になるより、なるべく早く安全な所に着陸して、しっかり点検することは大切だ」と指摘。一方で、「米軍が緊急着陸した場所は、民家やホテルに近く、決して安全な場所ではない。しっかり(危険性を)認識してもらうことが大切だ」と強調した。

 また、ハリス氏は会談で米軍機の事故発生件数が2016年から17年にかけて「減少した」と説明。「米軍が安全第一に運用をしている証しで、前向きな傾向だ」と語った。ただ、防衛省幹部は「どういった統計を根拠にしているのか分からない。事故はむしろ増加傾向にあると認識している」と指摘した。

 一方、会談では北朝鮮情勢について、日米の連携の重要性を確認。ハリス氏は、平昌(ピョンチャン)五輪後に延期された米韓合同軍事演習について「予定通り、五輪後に行うことに変更はない。訓練を行うことは重要だ」と述べた。

毎日新聞

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