学童疎開船:対馬丸の悲劇、後世に…奄美に慰霊碑

2017/03/19 22:52 

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 太平洋戦争末期、米潜水艦に攻撃されて沈没した学童疎開船「対馬丸」の犠牲者約1500人の慰霊碑が、遺体が漂着した鹿児島県奄美大島の宇検村(うけんそん)・船越海岸に建立され、19日に除幕式があった。生存者や遺族ら約120人が出席し、追悼した。

 対馬丸は1944年8月、学童や一般疎開者ら約1800人を乗せ沖縄から長崎に向かう途中、鹿児島県悪石(あくせき)島沖で沈没した。約1週間後、船越海岸などには多くの遺体が漂着、近くの住民らが手厚く埋葬し、生存者を救護した。慰霊碑は住民らが中心となり建立した。

 除幕式で元田信有・宇検村長は「慰霊碑建立は生存者や遺族、関係者の長年の願いだった。二度と戦争を繰り返してはならない」とあいさつ。式に出席した生存者の上原清さん(82)=沖縄県うるま市=は「(犠牲になった子供たちからの)命のバトンを未来の平和を担う子供たちにつなげたい」と話し、慰霊のシンボル完成を喜んだ。【神田和明】

毎日新聞

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