出資法違反:「事業失敗、自立のため」山辺容疑者供述

2017/04/21 07:10 

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 大企業へのつなぎ融資を名目に高配当の投資話で金を集めたとされる出資法違反事件で、熊本県警が逮捕した山辺節子容疑者(62)が「事業に失敗してその返済に子どもの世話になったが、自立したかった」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。県警は巨額の金を集めるに至った動機や経緯について慎重に調べている。

 また、県警が関係先を家宅捜索した際、出資をPRするパンフレットなどが一切なかったことも判明。山辺容疑者は70人以上から約7億円を集めた疑いがあるが、県警はすべて口コミで被害が広がった可能性が高いとみて裏付け捜査を進めている。

 山辺容疑者の逮捕容疑は、2014年11月〜15年9月ごろ、東京都港区の会社役員男性(55)と名古屋市の会社役員男性(52)に「元本は保証する。25%の配当もある」などと投資話を持ちかけ、計6800万円を違法に出資させたとしている。

 捜査関係者によると、東京、名古屋の男性とも知人を介して山辺容疑者と知り合い、出資するようになった。山辺容疑者の投資話に応じて出資した被害者には会社経営者や役員が目立つといい、県警は仕事を通した個人のネットワークで話が広がった可能性が高いとみている。

 県警は20日午後、山辺容疑者を出資法違反容疑で送検した。また、名古屋の男性の出資について山辺容疑者と共謀したとして男女2人を書類送検した。【野呂賢治】

毎日新聞

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