タクシー料金:名古屋などで値上げ MK拒み行政指導へ

2017/04/21 12:19 

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 名古屋市とその周辺計16市町村のタクシー料金が21日、値上げされた。国交省中部運輸局によると値上げ率は7.36%だが、格安運賃をうたう名古屋エムケイ(MK)は値上げせず、従来の運賃を維持する。運輸局は「行政指導する」としているが、MKは値上げを拒む構えだ。

 名古屋地区では、中部運輸局が公定幅運賃を決めている。今回の改定で普通車の運賃は、初乗りが1050メートルで450〜430円、加算運賃は235〜246メートルごとに80円。ところが名古屋MKは「初乗り1264メートルで440円、加算運賃は175メートルで50円」を保つ。親会社のエムケイ(京都市)は「他社の価格との見合いで運賃を決めている。今回の公定幅では応じられない」と話す。

 公定幅運賃はタクシー特措法改正に伴い、国が2014年に導入した制度。今回の実質値上げは、運転手の労働条件改善のためとしている。

 一方で格安運賃のタクシー会社が低額運賃を認めるよう、少なくとも6件の裁判を各地で起こし、いずれも国側の敗訴が確定している。

 ◇運輸局職員が実施状況確認

 名古屋地区のタクシー運賃値上げを受け、国交省中部運輸局は21日午前、名古屋駅前と金山駅前の名古屋市内2カ所で、新運賃の実施状況を確認した。

 JR名古屋駅桜通り口前のタクシー乗り場では、運輸局の職員4人が、タクシーの車内外の表示を調べた。これまでの小型車と中型車の区分がなくなり普通車に統一されたが、一部で「中型車」の表示があり、はがすよう指導していた。【黒尾透】

毎日新聞

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