福岡3.8億円強奪:金塊取引情報入手か 資金を狙う

2017/04/21 15:00 

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 福岡市中央区天神1の駐車場で東京都足立区の会社員男性(29)が男らに現金3億8400万円を奪われた強盗傷害事件で、男性は金塊を買い付けるために近くの銀行で現金を引き出した直後に襲撃されていたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。福岡県警は、男らが事前に金塊取引の情報を入手した上で買い付け資金を狙って計画的に強奪したとみて調べる。

 ◇聴取の韓国人、関与を否定

 また、県警が福岡空港国際線ターミナルで多額の現金を申告せずに無許可で海外に持ち出そうとしたとして事情を聴いている男は30代の韓国人4人だったことが判明した。所持していた現金は約7億3500万円で、県警は21日、4人を関税法違反容疑で逮捕した。ただ4人は「現金は他の人から預かった」などと強盗傷害事件への関与を否定しており、現場で目撃された男2人とは外見の特徴も異なっているため、県警は慎重に調べを進めている。

 捜査関係者によると、男性は東京都内の貴金属店に勤務。金塊を買い付けるために18日から福岡市に滞在しており、事件前日の19日にも多額の現金を支払って金塊の取引をしていたとみられる。20日に3億8400万円を引き出すことは事前に銀行に伝えていたという。男らはこうした男性の行動を把握した上で事件を計画したとみられる。

 事件は20日午後0時25分ごろ福岡市最大の繁華街、天神地区にある駐車場で発生。近くの「みずほ銀行福岡支店」から現金を引き出した男性が、駐車場に止めていたレンタカーに現金が入ったスーツケースを積み込もうとしたところ男2人に襲撃された。2人は男性に催涙スプレーのようなものを吹き付け、スーツケースごと現金を奪って近くに止めていた白いワンボックスカーで逃走した。県警は他に運転手役がいた可能性もあるとみて調べている。【宮崎隆、宗岡敬介】

毎日新聞

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