04年高2刺殺:「当時無職、自暴自棄に」容疑者供述

2018/04/16 22:48 

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 広島県廿日市市で2004年、高校2年の北口聡美さん(当時17歳)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された山口県宇部市の会社員、鹿嶋学容疑者(35)が「事件当時は無職で、自暴自棄になっていた」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。広島県警は当時の生活や心理状況が事件に影響した可能性もあるとみて詳しく調べている。

 鹿嶋容疑者の父親(70)や友人によると、事件のあった04年10月ごろ、鹿嶋容疑者は高校卒業後に勤務していた山口県内のアルミ工場を退職し、無職の状態だったという。父親は「職探しの最中で、あまり家に寄りつかなかった」と話し、当時の行動範囲などは把握していないとしている。

 これまでの調べで、鹿嶋容疑者は「バイクで現場付近を通りかかった」「女子生徒を偶然見かけて後をつけ、わいせつ目的で自宅に侵入した」などの趣旨の供述をしている。県警は、計画性が低い犯行の背景に「自暴自棄」の心理状況があったとみて、動機の解明を進めている。

 一方、鹿嶋容疑者の自宅から押収された小型ナイフは、鹿嶋容疑者が「凶器は家にある」との供述を基に発見したことも判明。ナイフ表面に血痕は見当たらないが、ぬぐったような形跡があったといい、県警は事件への関与を裏付ける重要な証拠とみて、鑑定を実施している。【小山美砂、東久保逸夫、坂野日向子】

毎日新聞

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