DeNA球団社長:ハマスタ隣接に新施設 にぎわい創出

2017/01/11 10:39 

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 昨季に球団史上初のクライマックスシリーズ(CS)進出を果たし、横浜スタジアム(ハマスタ)の観客動員数が193万9146人と球団史上最多を更新した横浜DeNAベイスターズ。今季はさらに飛躍が期待される。昨年10月に初代社長の池田純氏(40)と交代し、新たに球団を率いている2代目社長の岡村信悟氏(47)に、今年の球団運営の方向性を尋ねた。【聞き手・水戸健一】

−−昨季を振り返っての感想は

 2冠の筒香嘉智選手や若手の投手陣などの活躍で、チームは11年ぶりにAクラスに入った。しかし、今後もまだ成長の余地がある。成果を出した選手に報いる基盤をしっかりとつくらなければならない中、球団の今年度の収支は黒字の見通しだ。チームの戦いと球団の経営は車の両輪のようなもの。双方がうまく回り始めた一年だったと思う。

−−今年の球団の運営方針は

 ベイスターズは公共の財、ハマスタは公共の施設という意識がある。球団の運営だけでなく、まちづくりに貢献したい。開幕前にハマスタに隣接する旧関東財務局の建物内に、スポーツをテーマとした施設をつくる。みなとみらいと山下公園をつなぐ横の軸に加え、新施設からハマスタ、JR関内駅、横浜文化体育館への縦の軸ができて、にぎわいを生むはずだ。

−−ハマスタは2020年東京五輪・パラリンピックの野球、ソフトボールの主会場となる予定。改修は必要か

 前身の「平和球場」は戦前に米大リーグのルー・ゲーリックやベーブ・ルースがプレーした伝統のある球場。世界にハマスタをPRするよい機会になる。20年に向けた整備だけでなく、観客席の稼働率が限界に近くて、ベイスターズのファンに申し訳ない気持ちでいっぱい。アマチュア、市民の利用に迷惑をかけないように配慮しながら検討したい。17、18、19年のシーズンオフと機会は限られている。

−−思い描くハマスタの将来像は

 スタジアムを閉じず、回遊性を持たせる。いまは内野席と外野席でさえ、つながっていない。ベイスターズの試合のない日もハマスタを通過する人がいて、スタジアムをグルッと回りながら、先ほどの縦、横の軸に流れていくようにしたい。1年間に観戦に194万人が訪れるスタジアム。試合中ですら、ある程度、開放してよいのではないか。

 <略歴>岡村信悟 東京都出身。東京大大学院人文科学研究科修士課程を修了後、旧郵政省(現総務省)に入省し、情報通信行政などを担当した。2016年4月にDeNAに入社し、横浜スタジアムの社長に就任。10月から横浜DeNAベイスターズの社長も兼ねている。「子どものとき、球団を経営することになる、とはまったく想像もしていなかった」と言う。

毎日新聞

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