ゴルフ:「女性に門戸」は全員一致で決定 霞ケ関CC

2017/03/20 20:33 

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 2020年東京五輪のゴルフ会場、霞ケ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)は20日、臨時理事会を開き、正会員資格を男性に限定する定款の細則を改定し、女性正会員に門戸を開くことを理事15人(1人委任状提出)の全員一致で決めた。国際オリンピック委員会(IOC)は五輪憲章で女性差別などを禁じており、大会組織委員会などを通じて規約が改定されない場合は会場の変更も辞さない姿勢を示していた。

 非公開で行われた理事会の決定事項は書面で公表された。90年近い歴史のある名門クラブは「既に200人以上の女性の週日、家族会員がおり、創立以来、会員は対等、家族で楽しむ倶楽部を理念に男女差別のない運営をしてきた」と強調。改定理由は「倶楽部の将来を見据えた時代のすう勢に沿った対応をして運営を円滑に進めるため、自主的に判断した」と説明した。

 理事会では細則の正会員資格にある「男性」を「者」に、家族会員資格も「正会員の妻」から「配偶者」に変更。現実には女性会員もいる週日(平日)会員資格からも「男性」を削除した。改定内容は即日施行された。現在1245人いる正会員に欠員が生じた場合から適用され、女性に希望者がいれば会員になることができる。

 同倶楽部の定款変更を巡る議論は、東京都の小池百合子知事が1月に「21世紀に女性が正会員になれないのは違和感がある」と苦言を呈したことなどが発端となった。同倶楽部は3回にわたって会員を対象に説明会を開いた。女性の正会員を認めること自体への明確な反対意見はなく、細則改定の可否は倶楽部の意思決定機関の理事会に委ねていた。

 組織委の森喜朗会長は「心から敬意を表するとともに、会員のご協力に感謝申し上げる。組織委としてもしっかりと準備を進めたい」との談話を発表した。【熊田明裕】

毎日新聞

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