夏の高校野球:「自然と反応」神戸国際・谷口が逆転3ラン

2017/08/12 21:10 

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 〇神戸国際大付(兵庫)5−4北海(南北海道)●(12日・甲子園、2回戦)

 2点を勝ち越された直後の七回。1死一、三塁で、神戸国際大付の6番・谷口が打席に入った。3球目の外角直球。「甘く入ってきたので体が自然と反応した」。打球は地元の大歓声に押されるように、右翼スタンドに飛び込んだ。逆転3ランは、公式戦では自身初という2打席連続本塁打になった。

 チームは北海のエース左腕・多間を想定し、対策に励んだが、先発は背番号10の186センチ右腕・阪口だった。140キロ後半の速球派に苦しんでいた。谷口も2打席連続で凡退していた。

 だが、願ってもない好機が訪れる。四回途中からその多間がマウンドへ。五回終了後、4番・猪田から「軸足がぶれているから、足の上げ方を低くしたほうがいい」と助言を受けた。谷口は「一発で決めてやろう」と奮起した。先頭の六回は初球を左中間スタンドまで運んでみせた。

 選手には今春のセンバツの苦い記憶が残っていた。東海大福岡との1回戦で九回に守備が乱れて1−2でサヨナラ負けした。だが、この日は逆転した直後の八回に二つの暴投でピンチを招いたが、逃げ切った。

 「競り合いを勝てたことは、次に向けて自信になる」と青木監督。指揮官が「これぐらいの打撃は元々できる」と評する2年生の活躍でうれしい夏の甲子園初勝利。昨夏の準優勝校を破ったのだからなおさらだ。【浅妻博之】

毎日新聞

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