ジャンプW杯:高梨沙羅、予選1位で本戦へ 個人第5戦

2018/01/12 15:43 

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 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は12日、札幌市宮の森ジャンプ競技場(ヒルサイズ=HS100メートル)で個人第5戦の予選を行い、男女を通じてW杯最多の通算54勝目が懸かる高梨沙羅(クラレ)は95メートルの126.3点で1位となり、13日の本戦に進んだ。W杯個人総合首位で並ぶカタリナ・アルトハウス(ドイツ)とマーレン・ルンビ(ノルウェー)がそれぞれ2位、3位で続いた。

 高梨とともに平昌五輪代表に内定した岩渕香里(北野建設)は5位、伊藤有希(土屋ホーム)は6位、勢藤優花(北海道ハイテクAC)は13位。このほかの日本勢では岩佐明香(日大)は33位、鴨田鮎華(北海道・下川商高)は34位、小林諭果(CHINTAI)は35位、茂野美咲(同)は36位で、上位40人による本戦に進んだ。【江連能弘】

 ◇札幌から浮上狙う

 今季のW杯で苦しんでいた高梨が、予選と本戦を通じて初めてトップの得点を出した。この日は公式練習2本を含め、3本とも1位。「結果としては素直にうれしい」と明るい表情を浮かべた。

 今冬は悪天候の影響で冬仕様の氷の助走路で飛ぶ本数が少なく、開幕から助走姿勢が安定しなかった。W杯開幕戦があったノルウェー・リレハンメルで昨年11月30日、公式練習の1回目でトップとなったのが、ここまで唯一の1位。欧州勢の好調さもあり、不振が際立つ格好だった。

 だが、1月6、7日に予定されたルーマニアでのW杯が雪不足で中止になり、その間、長野・白馬でミニ合宿を実施。「集中してポイントを絞って練習できた」という。

 助走姿勢を全体的に低くするなど修正を加え、海外勢に離されていた助走速度も改善傾向。「テークオフのインパクトは少しずつ当たってきた」と、踏み切りで台にしっかりと力を伝えられるようになってきた。「絶好調と比べたら70%くらい」としつつも、前向きな感触は久しぶり。昨季の2月以降、5試合連続で遠ざかる優勝も視野に、慣れ親しんだ札幌から浮上を狙う。【江連能弘】

 ◇「表彰台を狙いたい」

 平昌五輪代表に内定した岩渕が93.5メートルと飛距離を伸ばし、予選5位に付けた。年末年始は助走姿勢の安定をテーマに練習し、「その成果が出ている」。前日(11日)の代表発表記者会見では五輪でのメダルを目標に掲げた24歳。これまで札幌でのW杯は1桁順位がなく苦戦続きだが、W杯の自己最高6位の更新にとどまらず「できるなら表彰台を狙いたい」と意欲を燃やした。

毎日新聞

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