ジャンプ女子W杯:高梨、今季最高2位 ルンビが3連勝

2018/01/14 12:56 

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 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は14日、札幌市宮の森ジャンプ競技場で個人第6戦(ヒルサイズ=HS100メートル)を行った。平昌五輪代表の高梨沙羅(クラレ)は90メートル、93メートルの計231.4点で今季最高の2位に入った。ジャンプの男女を通じてW杯単独最多となる54勝目は、次戦(19日、山形・蔵王)以降に持ち越した。高梨の連続未勝利は自己最長の7試合に伸びた。

 マーレン・ルンビ(ノルウェー)が95.5メートル、最長不倒98.5メートルの計251.6点で3連勝し、今季4勝目、通算8勝目を挙げた。前日2位のカタリナ・アルトハウス(ドイツ)が3位。

 他の五輪代表は、伊藤有希(土屋ホーム)が5位、岩渕香里(北野建設)が10位、勢藤優花(北海道ハイテクAC)が23位だった。

 ◇「2強」の一角を逆転

 今季のジャンプ女子の「2強」の一角、アルトハウスを2回目で逆転した。前日より順位を一つ上げて今季最高の2位に入った高梨。完璧なジャンプをそろえて優勝したルンビには大差を付けられたものの、「自分の技術は着実に前進できている」と前向きにとらえた。

 3位で迎えた2回目の飛躍を収穫に挙げた。着地の際にスキーを前後させる「テレマーク姿勢」を入れられるかどうかが、高梨にとっての課題だった。着地の瞬間、「頭から突っ込むような感じで」と思い切って右足を前に出す。と同時に両手を高く大きく広げる姿勢を取った。飛型点は60点満点中で55・5点の高得点をマークした。ルンビと並んでこの日、最高の評価を受け、「自信になった」と振り返った。

 前日の個人第5戦は空中でスキーが上向きになり、風の抵抗を受けて減速したが「改善できた」と語る。ただし、ルンビには1回目、2回目ともに飛距離で5.5メートル及ばなかった。飛距離の差がそのまま得点差に表れてもいる。

 それでも高梨は第5戦の予選(12日)に続き、この日の予選も1位で通過した。飛び慣れたジャンプ台で調子は上向きつつある。「自分が完全ではない中、まだ伸びしろがある。何とか食らいついて追い越せるようになりたい」。単独最多勝達成の足踏みが続く高梨だが、1カ月を切った五輪本番に向けて焦らず一つずつ順位を上げていく。【江連能弘】

 ◇ルンビ「助走姿勢をより低く」

 W杯個人総合首位のルンビは2位の高梨に20点以上差をつける圧勝で自身初のW杯3連勝。この日は「助走姿勢をより低くした」という。1回目にトップに立つと、2回目はヒルサイズに迫る98.5メートルの最長不倒をマークした。「今までで最高のジャンプができた」と喜んだ。昨季は初勝利を含むW杯4勝を挙げ、今季は6戦で早くも4勝目と急成長を遂げる23歳。通算8勝のうち札幌大会で3勝と相性の良さも発揮した。

 ◇選手ひとこと

 アルトハウス 2回目は踏み切りが遅れ、悔いが残る。表彰台に上ることができて、結果自体には満足している。

 伊藤有希 助走の滑りは少しずつ良くなっている。それが踏み切りや空中につながるように、いいイメージを作っていきたい。

毎日新聞

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