聖火リレー:福島から「一筆書き」 「復興五輪」象徴

2018/07/12 22:30 

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 2020年東京五輪の聖火リレーの出発地が12日、東日本大震災の被災地の福島県になることが決まった。大会組織委員会が東京都、政府など関係者のトップによる調整会議に提案し、了承された。招致段階から掲げた「復興五輪」の象徴とする。組織委の森喜朗会長は「被災地の皆さんの気持ちを応援していく大きな意義がある」と話した。

 前回の1964年東京五輪で出発地だった沖縄県も検討されたが、組織委幹部は「国民の関心のある聖火リレーのスタートとするのが一番復興五輪を重視していることを伝えるのに分かりやすい」と被災地を選んだ理由を説明した。岩手、宮城を含めた被災3県でもいまだに避難者が最も多く、福島第1原発事故の風評被害などの影響も色濃くある福島が選ばれた。

 聖火リレーは3月26日を皮切りに、移動日の7日を含めて121日間で47都道府県を巡る。割当日数の最多は開催都市の東京都の15日。複数の競技を実施して「準開催都市」扱いの千葉、埼玉、神奈川、静岡の4県のほか、被災3県は各3日間を割り当てる。それ以外2日間とした。ルートは国際オリンピック委員会(IOC)の規定で分火しない「一筆書き」となる。

 今後は年内をめどに、各都道府県に設置された実行委員会が自治体内の詳細なルート案を作成。組織委が調整して、来夏までにIOCの承認を得て正式に決定する。聖火ランナーはルートの確定後、各都道府県が選ぶ。【松本晃】

毎日新聞

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