浅草発インバウンド向け舞台『花振袖の舞』ゲネプロ公開 日本の“わびさび”体験ワークショップ…

2019/07/12 21:37 

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舞台『花振袖の舞―誕生― Tokyo』の様子 (C)ORICON NewS inc.

 浅草の名所・花やしきの中にある浅草花劇場で舞台『花振袖の舞―誕生― Tokyo』のゲネプロが12日、同所で行われた。公演は、あす13日からスタートする。

【写真】黒い忍者も登場!舞台の様子

 伝統×現代が融合された日本の踊り「いさぶよう(ISABUYO)」。世界的に評価された各ダンス界のプロフェッショナル達によって選び抜かれた、新進気鋭のパフォーマーが花振袖・花かむろ・花忍者の姿となり、次世代の創造的な舞踊・映像・音楽・光の中で、魅惑のダンスパフォーマンスを繰り広げた。

 浅草・花やしきの舞妓的な存在である花振袖の存続のためでもあるが、同公演のメインターゲットは外国人だ。同公演のプロデューサーで、日本伝統芸術伝承協会代表理事の吉野元祥氏は、原体験は「いさぶよう」にあることを明かした。同協会の理事で、玉川大学名誉教授でもある「いさぶよう」を作ったいさぶろう氏が、15年ほど前から米・ワシントンD.C.で毎年、開催される全米桜祭りで教えたところ、大きなムーブメントとなった。「海外で評判を得たので、これから広げていかなければ、と。どこがいいとなったら浅草。外国人さんの旅行プランの中に入ったら」と期待する。

 すでに英語版のホームページもリリースし、プロフィール動画も英訳テロップに対応している。会場には通訳が待機し、不測の事態にも対応できるようにしている。さらに、外国人向けのワークショップの展開も予定している。着付けができるお店と連動した着物体験から始まり、ステージでの太鼓演奏、お茶などの作法、着物の所作などが企画中。昨今は写真でなく、映えることを意識した動画の需要も高まっており、劇場のランウェイを利用した“着物ファッションショー”などのプランも計画。

 ワークショップでは、単に“やり方”を学ぶだけでなく、その意味までも教えるそう。「うそではないものを教えたい」と吉野氏は思いを語り、「日本のトラディショナルな心を勉強したというライセンスみたいなものを発行したい。『ほかの人より日本通』みたいな。そういったことを伝えていきたいですね」と、より日本に対する理解、関心を深めることが目的とした。来年、2020年には東京五輪が控えており、『花振袖の舞―誕生― Tokyo』の日本らしさを通じた、わび・さびや和、作法、礼節のワークショップには人気が集まりそうだ。

 現在の『花振袖の舞―誕生― Tokyo』は、あす13日から9月まで。その後はバージョンを変えて、継続的な公演となる予定という。
ORICON NEWS

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