俳優の原田龍二が主演を務める、弱気を助け強気をくじく人助ける痛快娯楽任侠映画「虎の流儀」シリーズ（2作品）が、今秋連続公開されることが明らかになった。

【画像】『激突！ 燃える嵐の関門編～』のカット

　同シリーズは、常に全力、自らを裸俳優と呼ぶ原田が演じる主人公・車田清（くるまだ・きよし）は、義理人情を重んじ、ひたすらに厄介ごとに耐えていくヤクザ。堅物で昭和な男だが、一度怒りが沸点に達すると、“虎”のごとく暴れまわる。それでもどこか憎めない主人公が全国を旅して人助けしていく、令和の“寅さん“のようなシリーズだ。監督は、『修羅の群れ』や『日本統一（27～現在）』の監督を務め、任侠モノを多数手がける監督、プロデューサー、脚本家の辻裕之。

　シリーズ1作目にあたる映画『虎の流儀 ～旅の始まりは尾張 東海死闘編～』では、名古屋・岐阜を舞台に、東京からの地方進出を目論むヤクザ一家との衝突に、地元のヤクザ達が巻き込まれていくというストーリー。全国を行脚する令和の“虎“誕生のきっかけとなる物語だ。

　原田演じる清の子分には映画『SRサイタマノラッパー』（09年）で初主演を務めた後、多くのドラマや映画に出演する駒木根隆介。数々の大河ドラマで主要な役を演じている川野太郎や石橋保、石垣佑磨らに加え、お笑いタレントとしてだけでなく、俳優としても活動しているつまみ枝豆、元WBC世界バンタム級王者であり、タレント、俳優としても活動する薬師寺保栄。ヒロインには、グラビアアイドルとして活動後、俳優として活動する平塚千瑛。そして、先月亡くなった渡辺裕之さんも出演。遺作の1本となる。

　シリーズ2作目となる映画『虎の流儀 ～激突！燃える嵐の関門編～』では、北九州・下関を舞台に、海の埋め立てによる空港建設をめぐり、地元の漁師や代議士ら一般人（カタギ）も巻き込んだ紛争に立ち向かう物語。終盤のカーアクションも大きな見どころとなっている。主演の原田のほか、川野、つまみ、薬師寺、渡辺さんらが出演。

　ヒロインには『家政夫のミタゾノ』や日曜劇場『マイファミリー』にも出演した、森脇英理子。グラビア、バラエティー、ラジオ、数多くのドラマ出演など多岐にわたって活動する、磯山さやか。お笑い芸人の木下隆行。NHK『おかあさんといっしょ』第19代目うたのおねえさんを務めた、はいだしょうこ。

　そして、映画『マスカレード』シリーズではフロントマネージャーの久我など、作中で目を引くキャラクターを演じ続ける、東根作寿英。マイケル・J・フォックスの日本語吹替の声を数多く担当し、近年は各所でのナレーションやバラエティーでの活躍も光る、宮川一朗太。そしてコメディアンやタレントとしてお茶の間の人気者から、今ではいぶし銀の演技で映画界に引っ張りだこの石倉三郎。ほかにもドラマ・映画に欠かせない名バイプレイヤー六平直政、平野貴大、せんだみつお、楽しんごらが出演している。

　公開決定を受けて、主演の原田は「映画『虎の流儀』シリーズは本当にいろいろな要素が詰まった作品で、ヒロインとの恋あり、アクションあり、カーチェイスあり、爆発もあります。特にトライク（3輪バイク）に実際に僕も乗らせていただいたんですが、集団での迫力は圧巻です。かなり見ごたえがあるシーンですよ。キャストも個性的な皆さんがそろった中で、僕が演じた車田清は、少し古めかしくも、どこか憎めない男だと思います。この男がこれからどういう人生を歩んでいくか、ぜひ想像を膨らませながらご覧ください！」と、コメントを寄せている。

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