湊かなえ、ドラマ『落日』主演の北川景子と共演の吉岡里帆との3ショット公開

2023/09/19 18:15 

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『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』撮影現場を訪問した原作者・湊かなえ(中央)と北川景子(右)、吉岡里帆(左)

人気小説家・湊かなえが、作家生活10周年の節目として書き下ろしたミステリー長編を実写ドラマ化した『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』(WOWOWで放送・配信中)の撮影現場を訪問し、主演の北川景子と吉岡里帆を激励した際の3ショット写真が公開された。

 物語は、新進気鋭の映画監督・長谷部香(北川)と新人脚本家・甲斐真尋(吉岡)が、映画作りのために15年前に起きた“笹塚町一家殺害事件”の真相を探っていくミステリー。

【動画】『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』本予告

 湊が訪問したのは、香と真尋がそれぞれが抱える過去や本心を語る重要なシーンの撮影日。湊は「今まで自分たちを取りつくろいながら接していた2人が本音で、自分たちの過去も交えて打ち明け合う場面でしたので、一番重く、大切な場面に立ち会わせていただきました」と、現場の配慮に感謝。

 「おふたりから鬼気迫る雰囲気を感じながら、撮影現場を拝見させていただき、合間にはお話も伺いさせていただきました。北川さんも吉岡さんも本当にこの作品を読み込んで、自分のものにしてくださって、どう表現しようかとすごく模索されて、そして、答えを出された演技をされているなと思いました」と述懐する。

 さらに、内田英治監督とも話をし、「いろいろと大作も撮られておりますけれども、ミステリーは今回が初めてだということで、撮り方について工夫をされていたり、監督御自身もいろいろと考えて、考えて、どう見せるかというのを模索してくださったお話を伺わせていただきました。色使いや雰囲気、流れであったり、それら全てが作品の中に、観ている方を引っ張り込むような作り方をしてくださって本当に感動しましたし、感謝の気持ちでいっぱいです」と、撮影現場の訪問は興奮の連続だったようだ。

 ドラマはすでに2話までが放送されているが、本編の出来栄えについても手ごたえを感じたようで、「本当に映画の大作を観たくらいの感動がありました。1話ずつが1本の完成作品のようであり、だけど次はどうなるんだろうと、次を待たずにはいられない気持ちになるくらい、ドラマの世界に入り込めるような作品になっています。また、オープニングシーンとなるアパートのベランダでは、自分もそこに入り込んだような気持ちになり、最終話のついにクライマックスでは、小説ではこういう続きがあったらいいな、と思っていた場面を映像ではしっかり撮っていただいていて、こういう表情でこういう場面で撮ってくださったんだと、感動がありました。“落日”というタイトルの通り、文章でこの美しい夕陽の描写を重ねても、“バンッ”と見せられるものに心をつかまれたまま泣きっぱなしで終わりました。本当に感動しました!」と、絶賛し、太鼓判を押した。

 同ドラマは、WOWOWで毎週日曜午後10時より放送・配信(全4話)。
ORICON NEWS

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