松重豊、愛車『ポルシェ911』への思い激白「一番の相棒と僕は思っているんです」
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BS朝日『カーグラフィックTV』より (C)BS朝日
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【最新番組カット】大事にしているのが伝わる…松重豊の相棒『ポルシェ911』の全貌
2024年に40周年を迎えた同番組では、アニバーサリー企画として月に1回、車を愛する各界の有名人をゲストに迎え、その愛車を紹介しつつ、番組MCの松任谷正隆(72)と車にまつわるトークに花を咲かせる。今回、収録を終えた松重、松任谷のコメントが到着した。
■松重豊インタビュー
――旧車よりも新車がお好みですか?
「新しい車が好きで乗っていたんですが、時代が変わってきて新しい車でも僕の好みに合うものがなくなってきた感じがしています。そういう意味ではこれからは新車にこだわることができなくなってくるんだろうなと思っていますね。以前、ゲストでいらした光石研さんの回を拝見しましたが、光石さんは旧車のメルセデス・ベンツを非常に大事に乗っていらっしゃるそうで。旧車好きというのは大変だなと思いながら見させていただきました」
――松任谷さんとのトークを終えられた感想は?
「いろいろなお話を多岐にわたって…本当に。『あんな話までするとは思わなかった』ということばかりでしたね(笑)。もう本当に誘導されるがままに、口を割ってしまった容疑者のような感じでした(笑)。以前、ラジオで奥様の由実さんともトークさせていただきましたが、子どものころから憧れていた人からラジオに呼ばれる人生が僕に待っているとは思わなかったですし、そういう方に興味を持っていただけたということが非常にうれしかったです。他の方とは全く違う切り口で質問などされていましたが、そこが御夫婦そろって切り口が斬新で新鮮でした」
――普段はあまりご自身について語られることが少ないような気がします。
「そうですね、どちらかというと僕は人の話を聞いている方が、気持ちが安定するので、聞く側なんです。『聞かれてもなぁ』という思いはありますね。でも今回は車というキーワードがあったので、しゃべりやすい空気でした。好きな体の一部をお見せするような気持ちですね」
――今回ポルシェ911をご紹介していただきました。
「今一番好きな愛車で、ちょっとドライブするとなったときに一番の相棒と僕は思っているんです。仕事での移動でも使っていますし。僕は基本的にドイツ車を選ぶことが多いんですが、車の基本的な“走る、曲がる、止まる”という性能に特化して言うと、ドイツ車の作り方というか、かっちりした車作りというのは僕の趣味に合うと思っています。外車が好きだということではないですし、実際にマニュアル車に乗っているんですが、ウインカーが右にあるマニュアルできちんとしたいい車があればいいなと常々思っていますね」
――松任谷さんとのトークでご自身の車への思いなども変わられたのでは?
「松任谷さんは本当にすごい音楽を作られて、その裏側にあるのが車への愛情だったり、その他のモノへのこだわりだったりというか。本業とは違う部分での愛情の持ち方という意味でとても勉強になりました。僕もこういったこだわりがあってもいいんだな、と思わせていただけるようなお時間をいただけました(笑)」
――ご自身のこだわりを「面倒くさい」とおっしゃっていましたが
「好きなものを選んで自分のものにしていくということ、それを僕は物語と言っています。自分の物語の中にモノが単純にそこにあるのではなくて、物語の一部になっていると考えています。車もそうだし、万年筆も、カメラもそうだということですね。過程から好きになって自分がいかにしてここに、手元に持っているかという理由付け、それが物語になっている、ということだと思います。そうしたこだわりがあるのは、ある意味『面倒くさい』ことだと思いますよ(笑)」
――そんなトークを通して視聴者のみなさんにどんなことを伝えたいですか?
「僕らの仕事にも言えることなんですが、車もこれから先どう変化していくのかわからないと思っています。でも、20世紀から今世紀へと車が好きだと思いながら生きてきましたし、その中で車の一番楽しい乗り方を感じてきたと思っています。次の世代はどうなるかわからないですし、乗り物の形も変わるかもしれませんが、人が乗り物に乗るというのはすごく楽しいんだ、という思いを次につなげていければと思っています」
■松任谷正隆インタビュー
――松重さんとのトークがとても噛み合っていたように見えました。
「松重さんとは初めてお会いしたんですが、一番プレッシャーを感じなかったような気がします。テレビで拝見しているころから、そんな感じが…。ウチの由実さんが一足先にラジオで松重さんと話しているんだけど、俺だったら100倍うまくできるぞって思いましたね(笑)」
――松重さんは車好きの方の中でも異色な感じがしましたが。
「彼は全体の美意識の中に車があるという感じ。すべてに美意識がある人で、そのバランスを大切にしている。だから車に特化していないという感じだと思います。高級車に憧れて乗られている方や、実用面を優先させてその車に行き着いた方など、いろいろな車好きがいますが、松重さんはそのどちらでもでもないですね。彼は絶対におしゃれな方。だから、全体のバランスをとることが、きっと彼のダンディズムなんだろうなと思います。僕は最初からそういう人ではないかなと思っていたんですが、その通りだったなと思いました」
――全体のバランスというのは?
「生き方とか、彼の周りのもの・考え方とか。それらのバランスをうまくとっていて、どれか一つだけを特別なものにさせないということです」
――単に好きになるのではなく「物語」つまりその過程が大事だとおっしゃっていました。
「本当にそうだと思います。例えば、僕は食べ物だとこれはどこどこ産の素材を使って…とかうんちくを言われた方が好きなタイプなんですよ。それで味が変わると思うし。だから松重さんはストーリーと言われたけど、ものを美味しく食べる方法やなにが美味しいというのではなくて、自分流の美味しくする食べ方を持たれているということですよね」
――好きなものの物語は違うけど、お二人は同じ方角を向いている感じですね。
「だからダンディズムとか、生き方とか、そういうのはすごく共感できた。松重さんの方が上ですけどね(笑)」
――松重さんのポルシェにお乗りになる前に「運転の感じがわかる」とおっしゃっていましたが
「どこか控えめ。アンダーステートメント(控えめ)のダンディズムってあるじゃないですか。ブランドものを着ていてもブランドに見せないとか。松重さんはそういう人です」
――松重さんの“終の車”はポルシェじゃないとおっしゃっていました。
「ポルシェは車として面白いんですが、彼の“終の車”はごく普通の車にするような気がするんです。それもアンダーステートメントのダンディズムだと思うんだけど、そういうのを選びそうだなと。例えば少し前のディーゼルのメルセデス・ベンツのワゴン、しかもMTで。そういうのが本当に“終の車”になるんじゃないのかなと思っています」
――こだわりの趣味のお話に花が咲いて「面倒くさい」とおっしゃっていましたが
「『面倒くさい』はいい表現ですよね。なんかある意味、とてもポジティブな響きだなと思って感心しました」
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