俳優の上川隆也が主演を務めるテレビ東京ドラマ9『能面検事』（毎週金曜　後9：00～）の第2話が、18日に放送された。以下、ネタバレを含みます。

【写真】新たな登場人物続々…『能面検事』第2話の相関図

　原作は、“どんでん返しの帝王”の異名を持つベストセラー作家・中山七里氏による小説「能面検事」シリーズ。大阪地検きってのエース検察官である不破俊太郎（上川）は、検察の上層部や警察組織に対して一切の忖度（そんたく）はなく、とにかく冷静沈着に、ただ淡々と職務を全うする。ついた通り名は“能面検事”。不破が、権力者による圧力や組織のしきたりに屈することなく、むしろそれらを圧倒しながら事件の真相を暴いていく痛快なリーガルミステリー。

　府内のアパートで住人女性とその恋人の刺殺体が見つかる。送検されて来たのは、被害女性にストーカー行為を繰り返していた谷田貝聡（前原滉）。警察はストーカー殺人と見るが、谷田貝は不破の聴取で殺害を否認し、証人のいないアリバイも主張する。谷田貝の独善ぶりに、惣領（吉谷彩子）は不快感を示すが、不破はある違和感を抱いて調査を開始する。

　豊中中央署や大阪府警本部の捜査資料に不備に気付いた不破は、豊中中央署の書庫を訪れる。そこで谷田貝の事件だけでなく、ほかの事件でも捜査資料がなくなっていることが発覚。さらに、関係者への操作で、谷田貝のアリバイも証明される。

　なんの相談もなく、ひとりで淡々と捜査を行う不破に憤る惣領。惣領の振る舞いが「危険」と指摘する不破に「検事はたったひとりで仕事をしようって言うんですか!?」と怒りをあらわにするが、その瞬間、背後から近づく何者かにより、不破は胸を狙撃される。突然の展開に「能面検事、2話にして死んだわ」「待ってまだ2話の30分なんですが?!」「まだ二話なのに…???」「嘘だろ…」とネットでも驚きの困惑の声が。さらに、それでも表情が変わらない不破に「「打たれて倒れてもなお能面!!」といったコメントが寄せられた。

　一命をとりとめても不破の態度は変わらず。「目覚めて良かったけど怖い（笑）」「能面受診（笑）」と視聴者からは笑いも。一方、事件は不破の素早い動きにより解決に向かう。被害者をかばって亡くなったと考えられていた恋人・楠葉峰隆（志生）が実は、女性問題で多くのトラブルを抱えていたことを突き止めた不破は、今回の事件が、被害女性を狙ったものであるという、これまでの視点を変える。

　それによって浮上したのは、楠葉と以前に恋人関係だった大矢由梨の父親、豊中中央署の警部補・大矢智徳（板尾創路）だった。たったひとりの娘を失った悲しみと怒りから犯行にいたったと告白し、「重い刑は覚悟している」と言う大矢だったが、不破は「愛する娘の復讐？そんな美談であるかのような終わり方など断じてあり得ない」と冷たく言い放つ。

　なお、TVerで見逃し配信中。

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