『TOKYOタクシー』木村拓哉、大阪で予告「一つ大きな間違いを犯します」

2025/11/12 20:09 

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大阪で”予告”をした木村拓哉 (C)ORICON NewS inc.

 俳優・歌手の木村拓哉(52)が12日、大阪・通天閣前の「通天閣本通商店会」で行われた映画『TOKYOタクシー』(11月21日公開)のイベントに、倍賞千恵子(84)、山田洋次監督(94)とともに登場した。

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 同作は、フランスで初登場新作1位を獲得、2022年に日本でも公開されヒットしたフランス映画『パリタクシー』が原作。昭和から平成、令和と、日本に生きる人々を長年描き続けてきた山田監督が、刻々と変化する大都市・東京を舞台に、人生の喜びを謳いあげる、感動のヒューマンドラマ。

 毎日休みなく働いているタクシー運転手の宇佐美浩二(木村)。娘の入学金や車検代、家の更新料など次々とのしかかる現実に、頭を悩ませていた。そんなある日、浩二のもとに85歳のマダム・高野すみれ(倍賞)を東京・柴又から神奈川・葉山にある高齢者施設まで送るという依頼が舞い込む。次第に心を許し始めたすみれは「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがあるの」と浩二に寄り道を依頼。東京のさまざまな場所をめぐりながら、たった1日の旅が、やがて2人の心と人生を大きく動かすことになる。

 この日、木村が実際にタクシーを運転し、倍賞をエスコートしてみせ、通天閣前に大歓声があがった。山田監督は「今夜はひときわ通天閣がかっこよくきれいに見えますね」としみじみ語った。

 木村は「宇佐美浩二というキャラクターは、一つ大きな間違いを犯します」と映画の見どころを予告。“間違い”には具体的にふれずも、「その間違いができるのも、今を生きているから、皆さんとこうやって時を共有させていただいているから」とし、「その間違いを否定することなく、考えてほしい」と呼びかけ。そして「タクシーのように前に進み続ける作品」と想いを伝えた。
ORICON NEWS

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