「前代未聞の演出だぞ」 『豊臣兄弟!』にネット騒然

2026/06/10 07:20 

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大河ドラマ『豊臣兄弟!』より(C)NHK

 俳優・仲野太賀が主演を務めるNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)の第22回「播磨大誤算」が7日に放送された。池松壮亮演じる豊臣秀吉が記憶喪失になるという大胆な展開が描かれ、SNSでは「前代未聞の演出だぞ」と驚きの声が広がった。一方、放送後には物語の着想となった史実も明かされ、大きな注目を集めている。

【写真】「前代未聞の演出」と騒然となったシーン

 2025年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、豊臣秀長(小一郎)を主人公に、兄・秀吉とともに天下統一を成し遂げた豊臣兄弟の軌跡を描く作品である。第22回では、一度は播磨を平定したかに見えた秀吉だったが、服属した国衆たちの反乱に加え、毛利・宇喜多勢も挙兵。さらに竹中半兵衛を演じる菅田将暉の体調悪化も重なり、撤退を余儀なくされる。味方を救えなかった自責の念に苦しむ中、転倒して頭を強打した秀吉は記憶を失ってしまった。

 突然の事態に、小一郎や家臣たちは秀吉の記憶を取り戻そうと奔走。過去の出来事を再現する“即席劇場”まで披露するが効果はなく、SNSでは再現劇のコミカルな演出に反応する声も相次いだ。

 その後、小一郎は母・なか(坂井真紀)を呼び寄せ、母の手料理を通じて秀吉の記憶を呼び覚まそうと試みる。しかし秀吉は「何も思い出したくない」と本音を吐露。さらに寺の柱に名前を刻んで願掛けをすると願いがかなう代わりに大きな災いが降りかかるという言い伝えも語られた。

 兄を救いたい一心の小一郎は、自ら柱に名前を刻み始める。「兄者が思い出せればそれでよい」「これまでしんどいことも楽しいことも2人で一緒にやってきた。無かったことにはできない」と訴える姿は、兄弟の深い絆を印象づけた。

 すると秀吉は、実は母の顔を見た時点で記憶を取り戻していたことを告白。情けない自分に戻りたくなくて言い出せなかったと明かす。さらに小一郎は「これからも兄者には苦しいことが山ほどあるだろう。その災いをわしも半分引き受けてやる」と語り、改めて兄弟の結びつきの強さを示した。

 放送後、視聴者の間で特に話題となったのは、やはり秀吉の記憶喪失という展開だった。史実を題材とする大河ドラマでは異例ともいえる描写だけに、SNSでは驚きや困惑の反応が目立った。

 一方、本編後の紀行コーナーでは、兵庫県姫路市の書寫山圓教寺に現存する「羽柴小一郎」の文字が刻まれた柱を紹介。今回のエピソードが、この史実を基に創作されたものであることが明かされた。これを受け、SNSでは史実との意外な結び付きに驚く声も上がった。さまざまな反応を呼んだ記憶喪失エピソードだったが、史実に残る“羽柴小一郎の落書き”をドラマならではの解釈で物語へ昇華した演出は、多くの視聴者に強い印象を残したようだ。
ORICON NEWS

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