米・民主党を揺るがす差別問題や性的暴行疑惑 トランプ氏の排外的発言批判の裏で

2019/02/12 18:43 

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 【ワシントン高本耕太】トランプ米大統領の排外的、差別的な言動や政策を批判する野党・民主党が、足元の人種差別問題や性的暴行疑惑に揺れている。2020年大統領選でホワイトハウスを奪還するには、黒人らマイノリティー(社会的少数派)や女性の支持は不可欠で、党執行部は事態を深刻視している。

 南部バージニア州で同党選出のノーサム知事は、1984年の医大生当時の卒業アルバムの自身のページに、顔を黒く塗り黒人に扮(ふん)した人物と白人至上主義団体クー・クラックス・クラン(KKK)の衣装を着た人物が写る写真を載せていた。今月初めに判明し、党内外から一斉に辞任を求める声が上がるなか、州ナンバー2の副知事(民主)に複数の女性暴行疑惑が浮上。さらに州ナンバー3の司法長官(同)も過去の「黒塗り」行為を告白した。

 トップ3が相次ぎ辞任すれば、知事の座は共和党の州下院議長に渡るため、民主党執行部は3人の更迭に踏み切れない状況だ。

 また10日には、昨年11月の中間選で初当選したイスラム教徒のオマル下院議員(民主)が、米国の対イスラエル政策が「カネ」にゆがめられていると示唆する内容をツイッターに投稿。「反ユダヤ主義的発言だ」と猛烈な批判を浴び、下院トップのペロシ議長の指示を受け謝罪に追い込まれた。

毎日新聞

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