EU離脱延期など27日に審議・採決 英首相「協議は重要なステージにある」

2019/02/12 23:27 

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 【ロンドン矢野純一】英国のメイ首相は12日、欧州連合(EU)からの離脱について下院で演説し、3月の離脱期限延期など議員提案による修正案の審議・採決を今月27日に行う方針を示した。これまで14日の審議・採決方針を示していたが、EUとの離脱合意案の修正がまとまらず、下院に月末までの猶予を求めた形だ。

 メイ氏は「EUとの協議は重要なステージにある」と述べ、離脱合意案の焦点となっている北アイルランドの国境問題を巡り、ギリギリの協議を続けていることを強調した。

 英政府がEUと26日までに合意できなければ、翌27日の下院の審議を経て、3月29日の離脱期限の延期に向けた手続きが進む可能性がある。

 離脱合意案では、英領北アイルランドとEU加盟国アイルランドの国境管理を巡り、両地域の歴史的な対立の再燃を避けるため、一時的に北アイルランドを含む英国全体がEUと同じ関税区域にとどまることにした。しかし英国の独自性を求める離脱強硬派などの反対でこの案は下院で否決され、メイ首相はEUとの再交渉を余儀なくされている。

 一方、EU側は離脱合意案の修正には応じない方針を繰り返しているため、今月末までに英国が妥協を引き出せる可能性は低く、離脱期限の延期を求める声が次第に大きくなりつつある。

毎日新聞

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