北朝鮮漁船 首相「違法操業確認されず、拘束しなかった」

2019/10/08 11:24 

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 安倍晋三首相は8日午前の参院本会議で、7日に石川県・能登半島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で発生した水産庁の漁業取り締まり船と北朝鮮の漁船の衝突事案について「漁船による違法操業は確認されていないこと等から身柄の拘束といった強制措置は行わなかった」と述べた。立憲民主党の長浜博行参院会長の代表質問に答えた。

 この事案を巡っては、自民党は8日午前、水産関連会合を開き、水産庁が経緯などを報告した。出席議員からは「漁船の乗組員を拘束して取り調べることができたのではないか」などの疑問の声が上がった。

 一方、首相は参院本会議で「わが国のEEZにおける北朝鮮漁船の操業は違法であるのみならず、わが国漁業者の安全操業の妨げにもなっている」とし、水産庁の取り締まり船による放水などによってEEZ外へ退去させていると説明。今回の事案に関して北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議したことを明らかにした。

 これに関連し、西村明宏官房副長官は8日午前の記者会見で、抗議内容の詳細や北朝鮮の反応について、「控えさせていただく」と回答を避けた。【堀和彦、宮原健太】

毎日新聞

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