G7サミット、2年ぶり対面開催 11日開幕、民主主義結束確認

2021/06/10 20:15 

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 主要7カ国首脳会議(G7サミット)が11日、英南西部コーンウォールで開幕する。対面形式での開催は2年ぶり。台頭する中国への対応が主要テーマとなり、民主主義などの価値を共有するグループとして結束をどこまで深められるかが焦点となる。

 サミットは開催国である英国のジョンソン首相が議長を務め、日本の菅義偉首相や米国のバイデン大統領らが初参加する。

 安全保障面では、台湾情勢や、中国の海洋進出への対応が議題となる。中国のワクチン外交への対抗策として、途上国へのワクチン供給の支援強化も議論する。半導体などの独自のサプライチェーン(供給網)構築など、中国への経済依存度を低くするための方策も協議する。

 気候変動問題も主要議題だ。英国は11月に開催の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の議長国で、石炭火力発電からの脱却など、G7での成果をCOP26につなげたい考えだ。

 フランスで開かれた前回(2019年)の対面会合では、米国第一主義を掲げる米国のトランプ政権と欧州首脳の隔たりが大きく、G7の存在感低下を助長した。バイデン政権は、民主主義国の結集による中国への対抗を呼びかけており、中国やロシアなど「専制主義国家」に対する民主主義国家の枠組みとして、どこまで強いメッセージを打ち出せるかが注目される。

 サミットには韓国、インド、オーストラリアも招待され、英国が提唱するG7に韓印豪3カ国を加えた枠組み「D10(民主主義10カ国)」への足がかりとなるかも注目点だ。会議は13日までの3日間で、最終日に首脳宣言を取りまとめる見通しだ。【ロンドン横山三加子】

毎日新聞

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