イラン革命防衛隊の幹部死亡 ヒズボラ指導者殺害の空爆に巻き込まれ

2024/09/29 13:54 

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 イランメディアは28日、イスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者、ナスララ師が殺害されたイスラエル軍の空爆で、ヒズボラを支援しているイラン革命防衛隊の幹部も死亡したと報じた。自国民も巻き込まれたことで、イランが反発を強めるのは必至だ。

 報道によると、死亡したのは、革命防衛隊の作戦を担当する副官。27日の空爆があった際、ナスララ師とともにレバノン・ベイルート郊外にあるヒズボラの拠点にいたとみられる。レバノン保健省によると、この空爆による死者は少なくとも11人、負傷者は108人に上った。

 レバノンでは17日、ヒズボラの戦闘員らが所有するポケットベルが一斉に爆発し、約3000人が死傷したが、このときも在レバノン・イラン大使が負傷した。また、4月には在シリア・イラン大使館がイスラエルによる空爆を受け、革命防衛隊の複数の幹部が死亡。イランはその後、報復としてイスラエルに対して弾道ミサイルなど300発以上を発射した。【カイロ金子淳】

毎日新聞

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