3年ぶりにクリスマスツリー点灯 キリスト生誕の地・ベツレヘム

2025/12/07 07:20 

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 イエス・キリストの生誕地とされるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸ベツレヘムで6日、巨大なクリスマスツリーの点灯式が開かれた。

 大勢の市民が集まり、美しいイルミネーションを楽しんだ。

 2023年10月に始まったパレスチナ自治区ガザ地区の戦闘を受け、クリスマスツリーの展示や関連イベントはこの2年間、中止されてきた。

 今年10月に停戦が発効したため、ツリーが再び設置され、ライトアップされた。

 ガザでは今も散発的にイスラエル軍の攻撃が続き、住民が日々犠牲になっている。「戦争」のイメージが強く、ベツレヘムなど西岸を訪れる観光客も減ったままだ。

 土産店を営むユーセフ・ジャカマンさん(65)は「ツリーの点灯をきっかけに観光客が増え、ガザに平穏が戻ってくることを祈っている」と語った。【ベツレヘムで松岡大地】

毎日新聞

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