韓国・済州島から北朝鮮へ かんきつ類の苗木など異例の支援

2026/06/09 12:14 

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 韓国南部の済州島(チェジュド)を管轄する地方自治体・済州道は8日、北朝鮮にかんきつ類の苗木や森林用の防虫剤、医療機器など計1億6000万ウォン(約1700万円)相当の支援物資を送ったと明らかにした。物資は中国・大連港経由で5月上旬、北朝鮮西部・南浦港に到着したという。南北政府間の意思疎通が途絶する中で、韓国の自治体が北朝鮮を支援するのは異例。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は2023年末、韓国と「敵対的な国家関係」にあると表明し、南北統一の方針を放棄。韓国側からの対話を拒否し続けている。今回、北朝鮮側が済州道の支援を受け入れた意図は明らかになっていない。

 済州道は、韓国政府で南北問題を担当する統一省と協議。北朝鮮側との接触や、支援物資の送付について承認を得た。

 聯合ニュースによると、済州道の呉怜勲(オ・ヨンフン)知事ら訪問団が2月、中国の北京で北朝鮮の関係者と面会。支援を求められた。呉知事が面会した人物は、19年に韓国の企業関係者が北朝鮮に不正送金したとされる事件に関与したという。

 済州道はかんきつ類の栽培が盛んで、1990年代後半~10年にはかんきつ類やニンジンなどを北朝鮮に支援している。【ソウル福岡静哉】

毎日新聞

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