参院選の投票、全国各地で始まる 結果は政権枠組みに影響も

2025/07/20 07:00 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 第27回参院選は20日午前7時、全国で投票が始まった。一部の投票所を除き、午後8時に投票が締め切られ、即日開票される。20日深夜には大勢が判明する見込みだ。

 今回の参院選は、2024年10月の衆院選で少数与党に転落した石破茂政権を継続させるか否かが問われ、選挙結果によっては政権の枠組みが変わる可能性がある。

 17日間の選挙戦では、物価高対策が主な争点となり、与党は現金給付、野党は消費税減税を訴えた。外国人政策でも各党が主張を戦わせた。

 参院議員(定数248)の任期は6年で、3年ごとに半数の議席が改選される。今回は改選の124議席(選挙区74、比例代表50)に加え、東京選挙区の欠員1を補充する「合併選挙」となるため、与野党で125議席を争う。

 自民、公明両党の非改選は75議席のため、50議席以上を取れば、参院で過半数(125議席)を保てる。自公で過半数を維持できるのか、野党が過半数割れに追い込めるのかが焦点だ。

 投票日翌日の21日は「海の日」で祝日となるため、3連休の中日が投票日となる。衆院選や参院選が連休中に行われたケースは補選を除くとなく、投票率も注目される。

 期日前投票は好調で、投票日2日前の18日までに有権者の21%にあたる約2145万人が選挙区に投票。前回22年参院選の同時期と比べて1・3倍に増え、前回の全期間の期日前投票者数(約1961万人)を既に上回っている。

 2日現在の有権者数は1億424万5159人。【遠藤浩二】

毎日新聞

政治

政治一覧>