首相、遠距離介護支援に意欲 自らも経験「一時は離職も考えた」

2025/11/12 10:56 

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 高市早苗首相は12日の参院予算委員会で、離れて暮らす家族の元に通いながら遠距離介護をする人に対し、交通費の補助などの支援を検討する考えを示した。首相は自らの両親を遠距離介護した経験を明かし、「一時は離職も考えるぐらいつらい時期があった」と振り返った。

 首相は「企業によっては(交通費の)支援をしているところもあると思うので、できるだけ横展開できるような環境整備もこれから検討したい」と述べた。

 また、都市部と地方を行き来する「2地域居住」の取り組みに関連し、「2地域居住者が介護と併せて地域活動に従事する場合もある。モデルとなる地域の取り組みに対して必要な支援をする」と語った。

 立憲民主党の田名部匡代参院幹事長への答弁。【野間口陽】

毎日新聞

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