静岡・伊東市長選告示 9人が立候補で混戦模様 田久保氏失職受け
学歴詐称疑惑で前市長が失職したことに伴う静岡県伊東市長選が7日告示され、元職の小野達也氏(62)、前職の田久保真紀氏(55)、新人7人の過去最多となる計9人が立候補した。今年2回目の市長選。混戦模様で、どの候補も法定得票数(有効投票総数の4分の1以上)に届かず再選挙になる可能性がある。投開票は14日。
伊東市は5月に初当選した田久保氏の学歴詐称疑惑で市政が混乱し、副市長や市教育長が不在のままだ。選挙戦では混乱の収束や、観光など地元産業の活性化、物価高対策が争点となる見通し。
6日現在の選挙人名簿登録者数は5万6909人。前回選では、新人だった田久保氏が1万4684票、自民党県連と公明党県本部の推薦を受けた当時現職の小野氏が1万2902票を集めた。今回の投票率が前回並みの50%程度なら法定得票数は約7000票。田久保氏の解散による10月の市議選は投票率59・22%で、投票率も法定得票数も上がる可能性がある。
一方、いずれの陣営も広がり具合は見えない。
自民は今回も小野氏を推薦するが、新人を擁立する動きもあった。公明が国政の連立解消を受けて推薦を見送ったこともあり、小野氏がどの程度支持を固められるかは未知数だ。
国民民主党県連は新人で元市議の杉本憲也氏(43)を推薦する。
田久保氏は東洋大除籍の学歴を「卒業」と公表し、証拠として「卒業証書」だとする入手経緯不明の文書を市職員らに見せたことが問題視され、市議会から2度の不信任を受け失職した。今回の出馬表明の記者会見でも説明を避け、一連の疑惑を払拭(ふっしょく)しないまま選挙戦に臨む。
総務省によると、首長選での再選挙は2022年の東京都品川区長選など過去7回あった。伊東市長選が再選挙になった場合、来年2月に実施され、新たに3700万円程度の費用がかかる。
【若井耕司】
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