米、日本にトマホーク供与2年遅れ伝達 イラン作戦影響 英報道

2026/05/24 12:56 

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 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は23日、日本政府が2027年度までに米国から最大400発の取得を予定している米国製長距離巡航ミサイル「トマホーク」(射程1600キロ以上)について、供与が最大2年遅れる可能性があると報じた。米国とイスラエルによる対イラン軍事作戦でトマホークを大量に消耗したためで、ヘグセス米国防長官が小泉進次郎国防相に今月、電話で伝達したという。

 トマホークの供与の遅れは、日本政府が年内改定を目指す国家安全保障戦略など安保関連3文書にも影響する可能性がある。

 日本政府は有事の際に相手国のミサイル発射拠点などをたたく反撃能力を整備するため、24年に米政府とトマホークの購入を正式に契約。最新型の「ブロック5」と従来型の「ブロック4」をそれぞれ最大200発取得し、海上自衛隊のイージス艦全8隻に搭載する計画を進めている。

 米シンクタンク「戦略国際問題研究所」(CSIS)は先月、米軍がイランへの攻撃開始から最初の5週間でトマホーク3100発中1000発超(32%超)を発射したとの推計を公表している。FTによると、米国は英国やポーランドなど欧州の同盟国に対しても兵器供与の遅延を伝えているという。【ワシントン金寿英】

毎日新聞

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