兵庫・斎藤知事の給与減額案 知事発言で一転、また継続審議へ

2026/06/09 11:07 

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 斎藤元彦・兵庫県知事の給与を減額する条例改正案について、県議会の総務常任委員会は9日、継続審議とすることを決めた。昨年6月の議案提出以降、4度目の継続審議となる見通しで、11日の県議会本会議で正式に決まる。知事と議会の溝は深まったまま、出口が見えない状況が続く。

 改正案は、斎藤氏らの疑惑を文書で告発した元県幹部(故人)の私的情報が漏えいされた問題を巡り、斎藤氏が管理責任を取るとして、6月議会に提案していた。知事給与を現行の30%削減から50%削減(3カ月)とする内容だった。

 最大会派の自民党県議団が賛成の意向を示し、可決される公算が大きくなっていたが、8日に一転して継続審議に方針転換した。同日の県議会で斎藤氏が元幹部の告発文について、「公益通報には該当しない」と明言したことに県議団が反発した。

 この改正案は2025年の6月議会に提出された。自民を含む一部会派から「疑惑の幕引きになる」などの懸念の声が上がり、3回連続で継続審議となっていた。

 私的情報の漏えい問題を巡っては、県の第三者委員会が斎藤氏の側近だった元県総務部長が県議3人に漏らしたと認定。「斎藤氏らの指示だった可能性が高い」とも指摘したが、斎藤氏は否定している。

 斎藤氏は地方公務員法(守秘義務)違反容疑で刑事告発されたが、神戸地検は3月に不起訴(容疑不十分)とした。【稲生陽、木山友里亜】

毎日新聞

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