日本、マレーシアと海保協力の覚書締結へ 首脳会談で合意方針

2026/06/10 05:00 

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 日マレーシア両政府は、マラッカ海峡などのシーレーン(海上交通路)の安全確保に向けた海上保安当局間の協力覚書を締結する方針を固めた。10日の高市早苗首相とマレーシアのアンワル首相の首脳会談で合意する。首相が掲げる進化した「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向け、違法漁業や密輸の取り締まり、捜索・救助などの分野で連携を強化する。

 マレーシアなどが接するマラッカ海峡はシーレーンの要衝で、日本への原油などの重要物資が多く通過する。また、南シナ海では中国による違法漁業などが深刻化している。

 覚書は日本の海上保安庁とマレーシアの海上法令執行庁の間で結ぶ。両政府はこれまでも技術指導や訓練などを行ってきたが、協力覚書を結ぶのは初めて。海上法執行や捜索・救助などの分野で訓練や情報共有を行うとしている。

 両政府は首脳会談に合わせて共同声明を発表する予定。声明案では中国を念頭に、東シナ海・南シナ海の状況について「懸念」を共有する見通し。マラッカ海峡や南シナ海などでの安全な航行と自由の確保や、重要物資のサプライチェーン(供給網)強化に向けた両国間のさらなる協力への期待感を表明。「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化」に向けた協力も確認する。【遠藤修平】

毎日新聞

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