愛知が12年連続ワースト免れる 2018年の侵入盗被害、最多は埼玉

2019/02/12 20:39 

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 愛知県警は12日、2018年1年間に把握した県内の侵入盗被害が4805件で、全都道府県で2番目に多かったと発表した。組織的窃盗グループの摘発や防犯診断などの効果が表れ、前年より2045件(29.9%)減少した。17年まで11年連続だった全国ワーストを脱した。

 警察庁によると、18年の侵入盗被害は埼玉県が全国最多の4973件で、愛知県は2位。住宅を対象とした侵入盗被害で見ると愛知県が全国最多の2736件で、千葉県が2665件と続いた。

 愛知県は07年以降、侵入盗被害が全国最悪だった。経済力が高い地域で比較的裕福な層が多く、道路が整備されていて逃走しやすいことなどが要因とされる。侵入盗は土地勘のある地域で繰り返される傾向があることからも、被害が多発していたとみられる。

 愛知県警は18年、捜査3課を中心に、組織的窃盗グループの壊滅プロジェクトを推進して摘発に力を入れた。また、被害分析をした上で、着脱容易な防犯カメラ50台を運用し、侵入盗が多発しそうな地域に集中的に設置した。さらに、事業所や住宅に警察署員が出向いて警報器の設置を促し、侵入されやすい死角や施錠を確認する防犯診断に力を入れた。

 県警の鈴木邦夫刑事部長は「部署を超えた連携が侵入盗の容疑者摘発、発生件数減少につながった。防犯カメラの運用などで住宅対象の被害を減らしたい」と話した。【井口慎太郎】

毎日新聞

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