2018年の山岳遭難、61年以降で最多 警察庁

2019/06/13 10:56 

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 昨年1年間に全国で発生した山岳遭難は2661件(前年比78件増)、遭難者は3129人(同18人増)で、いずれも統計が残る1961年以降で最多を更新した。警察庁が13日発表した。

 同庁は「遭難の多くは、天候に関する判断ミスや不十分な装備で体力的に無理な計画を立てたことなどが原因で起きている」と指摘。体力や経験に見合った山選びや、十分な装備などを呼びかけている。

 中高年の登山ブームを背景に山岳遭難は増加傾向にあり、発生件数、遭難者数は共に10年前の1.6倍。遭難者の50.5%を60歳以上が占め、40歳以上も含めると全体の78.5%に達する。死者・行方不明者は342人(同12人減)。

 遭難者を目的別にみると、登山が2315人(74.0%)で最も多く、次いで山菜・キノコ採り385人(12.3%)。遭難の状況は道迷い1187人(37.9%)▽滑落544人(17.4%)▽転倒468人(15.0%)――など。

 都道府県別の発生件数は長野が最多の297件、次いで北海道201件、東京147件の順だった。

 外国人の遭難者も年々増え、昨年は169人と14年の5.3倍。このうち111人は日本に住んでいる人を除いた訪日外国人旅行者で、その半数以上が管理されたコース外の雪山でスキーなどを楽しむバックカントリースキーの最中に遭難していた。【佐々木洋】

毎日新聞

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