台風15号から1カ月 千葉で住宅被害4万5000棟 ブルーシートすらない住宅が581棟

2019/10/09 20:12 

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 千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風15号は9日、上陸から1カ月がたった。毎日新聞の取材では、千葉県だけでも住宅被害は4万5000棟を超える。業者が不足し、壊れた屋根にブルーシートすら掛けられていない住宅も581棟あり、復旧への道のりは遠い。

 総務省消防庁や千葉県の9日までのまとめによると、住宅被害は1都7県で4万1868棟で、このうち一部損壊が3万9348棟と94%を占める。ただ、被害が最も大きい千葉県の市町村に最新の状況を取材すると、被災住宅数は約4万5000棟に上っており、被害はさらに膨らむ見込みだ。

 農林水産業への被害も深刻だ。農林水産省によると、被害額は12都県で503億円に上る。千葉県では特産のビワの木が倒れたり、停電の影響で家畜の豚や養殖していたマダイが大量に死んだりする被害もあった。

 ピーク時に首都圏を中心に約93万5000戸に上った停電はほぼ復旧したものの、千葉県6市町の72戸で続いており、住人がいる家には電源車や発電機で電気を通しているという。【町野幸、川村咲平】

 ◇台風15号による住宅被害棟数(カッコ内はうち一部損壊)

千葉県 3万5632(3万3377)棟

茨城県   2752(  2712)棟

東京都   1754(  1633)棟

神奈川県  1657(  1570)棟

静岡県    42(   38)棟

埼玉県    16(   15)棟

福島県    12(   0)棟

栃木県    3(   3)棟

計   4万1868(3万9348)棟

※総務省消防庁と千葉県の発表による。千葉県は9日現在、それ以外は7日現在

毎日新聞

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