長崎県で最多62人感染 長崎市の病院でクラスター発生

2021/05/05 09:45 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 長崎県は4日、県内で新たに62人が新型コロナウイルスに感染し、1人が死亡したと発表した。1日の感染者としては1月9日の60人を上回り、過去最多となった。長崎市の田上病院では30人の感染が判明し、クラスター(感染者集団)が発生。県は同日、感染状況を示す県独自のステージを1段階上の「ステージ4」に引き上げ、県内全域に特別警戒警報を出すと明らかにした。

 また、長崎市を対象とした「まん延防止等重点措置」の適用要請や、市内の外出自粛要請と飲食店などへの営業時間短縮要請の延長について7日に判断するとした。

 感染者の内訳は長崎市55人▽佐世保市3人▽長与町2人▽大村市、壱岐市各1人――で、県内の感染確認は計2227人。死亡したのは長崎市の90代以上の性別非公表で、死者は計42人となった。

 長崎市によると、田上病院では既に感染が判明している1人の接触者らを調査した結果、新たに30人の感染が判明し、感染者は計31人(医療スタッフ15人、患者16人)となった。2日から外来診療を休止しているほか、新規入院患者の受け入れも中止する。

 長崎市では4月28日~5月4日に県全体の約7割にあたる159人の感染を確認。4日現在の病床使用率(59・3%)や人口10万人当たりの療養者数(55・6人)など3指標が緊急事態宣言(ステージ5)の適用水準を超えている。

 中村法道知事は4日の記者会見で「変異株によって感染リスクが高まっている。残された連休期間中も外出を極力避けてほしい」と呼びかけた。

 一方、県は4月26日~5月2日に実施した変異株のスクリーニング検査で、66人中61人が変異株に感染した疑いがあると発表。陽性率は92%となった。【田中韻、長岡健太郎】

毎日新聞

社会

社会一覧>