ツシマヤマネコに赤ちゃん 母さんのしっぽですやすや 福岡

2021/05/05 10:15 

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 福岡市動物園(福岡市中央区南公園1)で国の天然記念物のツシマヤマネコの赤ちゃんが誕生した。環境省の保護事業の一環で自然繁殖に取り組んでいる。同園では2019年春以来2年ぶり。

 市動物園によると、雌の「妃(ひめ)」が4月28日朝に出産。外敵から赤ちゃんを守るようにしっぽでくるんで放さないという。飼育員が触ると育児放棄をしかねないことから、性別や体重は未確認。妃は15年に対馬で保護されて園が飼育し、出産は4回目。

 ツシマヤマネコは長崎県対馬市だけに生息する野生のネコで、約100匹まで減少。環境省がまとめるレッドリストでは、哺乳類の分類で絶滅の危険が極めて高い「絶滅危惧IA類」に12種が指定され、ジュゴンなどと共に掲載されている。

 国内の繁殖は、よこはま動物園ズーラシア(横浜市)で今年3月に人工授精の赤ちゃんが誕生するなど、6カ所で取り組まれている。【土田暁彦】

毎日新聞

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