カグーのエコバッグなど返礼品人気 横浜・野毛山動物園のCF好調

2021/05/05 13:30 

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 4月に開園70周年を迎えた野毛山動物園(横浜市西区)のクラウドファンディング(CF)が好調だ。開始当初の目標は100万円だったが、既に250万円を突破した。返礼品として、国内では同園でしか見ることができない鳥「カグー」をデザインしたオリジナルエコバッグなどを用意した。1口2000円から支援することができる。

 同園は1951(昭和26)年4月1日に開園した。家族3世代で通う人もいるという。開園から丸70年を迎えたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて記念式典の開催を見送った。代わりに、園の歴史を振り返るパネルを園内各所で展示したり、ホームページの特設サイト上で動画を公開したりしている。CFは大勢が集まるイベントを開きにくい状況が続く中、記念の年を県内外のファンと祝い、園を応援してもらいたいと企画した。寄せられた支援は、展示施設の改修など動物たちの飼育環境を改善するために役立てる。

 返礼品のエコバッグは、冠のような頭部の羽根が特徴のカグーをかたどった。縦約38センチ、横約37センチ、奥行き約10センチで、持ち手がついている。カグーの頭部がバッグのふたになるユニークなデザインで、折りたたんで持ち歩くこともできる。環境に配慮し、古着をリサイクルした生地を使用した。田村理恵園長は「近年の動物園の役割の一つは環境教育だ。動物園への興味を持ってもらうだけでなく、環境について考えるきっかけになってくれたらうれしい」と話す。

 4月にCFを始めた当初、返礼品としてキリンのしっぽの毛や、ダチョウの卵などを贈るプランも準備した。だが好評のため開始数日で予定数に達し、一部は既に受け付けを終了した。CFでは支援とともに、かつて来園した人などから応援メッセージも届いている。同園は入園料無料で運営しているため、日ごろから「園の運営に役立ててほしい」と善意を寄せる来園者も多い。田村園長は「歴史を感じる。支えてくれた皆さんに、感謝の気持ちを伝えていかなければいけない」と話す。

 6月29日まで。CFサイト「Makuake(マクアケ)」(http://makuake.com)で受け付ける。【池田直】

毎日新聞

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