藤井聡太、棋王戦制し史上最年少6冠達成 20歳8カ月

2023/03/19 19:28 

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 将棋の第48期棋王戦五番勝負(共同通信社主催)の第4局が19日、栃木県日光市で指され、挑戦者の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖=が渡辺明棋王(38)=名人=に132手で勝ち、3勝1敗で棋王位を奪取した。藤井王将は、1994年に羽生善治九段(52)が24歳2カ月で達成して以来、史上2人目となるタイトル6冠を20歳8カ月で成し遂げた。渡辺棋王の連覇は10でストップし、保有タイトルは名人のみになった。

 藤井王将は8日の名人戦A級順位戦プレーオフに勝利し、名人挑戦権を獲得。4月5日に開幕する名人戦七番勝負では7冠に挑むことになる。終局後、藤井王将は「実力的に足りないところが多いので(6冠の)立場にふさわしい将棋が指せるように一層頑張りたい。4月から名人戦はじめ重要対局が続くので、少しでも強くなりたい」と気を引き締めた。【丸山進】

毎日新聞

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