盆踊り、またギネス逃す 2453人で認定人数及ばず 東京・中野

2024/09/29 13:28 

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 参加人数の多さでギネス世界記録に挑戦する盆踊りが28日夜、東京都中野区で行われた。参加者は2453人で、記録は更新できなかった。結果が発表されると、浴衣姿の参加者たちは落胆の声を漏らしたが、拍手をして健闘をたたえた。【小林遥】

 盆踊りは区観光協会の主催で、実行委員会の共催。記録への挑戦は、昨年に続き2度目だった。

 ギネスワールドレコーズによると、最多記録は、2017年に大阪府八尾市で達成された2872人。

 記録が認定されるには、参加者は浴衣か甚平を着用し、草履かげたをはく▽東京音頭を5分間、間違えずに踊る▽踊る時には原則として何も持たない――といった条件がある。

 公式認定員はこの日、条件を満たしているかどうかを間近でチェックした。その結果、参加した2479人のうち、2453人が認められたという。昨年は2866人で6人足りず、2年連続での失敗となった。

 会場は、中野区役所近くの中野四季の森公園の北側道路。夕方前から、浴衣や甚平を着た参加者が集まった。全体練習を数回実施し、午後6時半ごろに本番を迎えた。約5分間、音楽に合わせて東京音頭を披露。午後8時半ごろ、ギネス認定員が結果を発表した。

 昨年に続いて参加した武蔵野市の主婦、野尻真子さん(51)は「去年はギネス達成の大変さを思い知らされた」と振り返り、「今年も楽しく踊りながら、間違えないようにしたい」と話していた。

毎日新聞

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