「高校野球発祥の地」展示も 豊中ローズ球場、12月新装オープン
改修が進められてきた大阪府豊中市の豊中ローズ球場(市立豊島公園野球場)が間もなく完成し、12月1日、リニューアルオープンする。球場内に「高校野球発祥の地・豊中ミュージアム」が新設され、高校野球にまつわる記念品や歴史を伝える写真パネルなどが展示される。【峰本浩二】
同球場は1968年にオープン。96年にはナイター施設やスタンドを備えた球場となった。高校野球やプロ野球2軍・ウエスタンリーグの試合のほか、春のセンバツや夏の全国選手権大会の期間中、甲子園出場校の練習グラウンドとしても使われている。今回、老朽化に伴う施設・設備の更新と安全対策のため2023年11月、改修工事に入っていた。グラウンドの土の入れ替えや芝生の張り替え、観客席の更新、和式トイレの洋式化などに加え、ナイター照明やスコアボードのLED化なども進めていた。
豊中市は1915年、夏の甲子園の前身である全国中等学校優勝野球大会が開かれた地。「高校野球発祥の地・豊中」の魅力を発信する機能を加えようと、球場内にミュージアムを新設。第1回大会があった「豊中グラウンド」で用いられたレンガや出場校のユニホーム(レプリカ)などが展示される。
オープン当日は、式典や少年野球の記念試合などもある。市スポーツ振興課の山村憲二課長は「新しくなった球場で思い切りプレーを楽しんでもらい、ミュージアムで豊中の歴史を感じ取ってもらえたら」と話していた。
ミュージアムは入場無料。毎週月曜と12月27日~1月5日は休館。午前9時~午後5時。
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