北海道・福島町のヒグマ警報解除 現場のDNAと一致したクマ駆除

2025/07/19 17:16 

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 北海道は19日、福島町で18日に駆除されたヒグマのDNA型を鑑定した結果、12日に襲われ死亡した50代男性の衣服に付いていたヒグマの体毛と一致したと発表した。2021年に町内で70代女性を死亡させたヒグマのDNA型とも一致しており、道は駆除されたヒグマが2人を襲ったと判断している。

 道は19日、22年の制度制定以来初めて町全域に出していた「ヒグマ警報」を解除した。ただ、色や体格が違う他のクマも目撃されているため、注意報に引き下げて警戒している。

 男性は12日未明、新聞配達中に民家の玄関前で襲われた。4年前に女性が襲われた場所から約3キロの距離だった。駆除されたヒグマは推定8~9歳で、体長約2メートル、体重218キロだった。【高山純二】

毎日新聞

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